墜ちた弁護士 ニック・フォーリン
FOXでBuffyのファイナルシーズンが終了してしまったので、来シーズンの期待は、これ!「墜ちた弁護士 ニック・フォーリン」。ボビー・ドネルなしのザ・プラクティスは、終って弁護士モノは、これだけになります。ところで、エンジェルは、どうなったんでしょ?
『堕ちた弁護士 -ニック・フォーリン-(原題:THE GUARDIAN)』は、劇作家・脚本家のデビッド・ホランダーによる1時間のシリーズドラマ。サイモン・ベーカー演じる主人公ニック・フォーリンは、ピッツバーグの若きやり手弁護士だが、ドラッグで有罪となり1500時間の社会奉仕活動を命じられる。享楽的なライフスタイルの高いツケを払うことになったニックは、エゴが強く、儲けの大きい企業弁護士のパワーゲームの世界と、心を痛める問題が待ち受けるCLS(Children's Legal Services:児童法律サービス)の世界の板ばさみで苦悩していく。ドラマが進むにつれ、ニックは2つの世界を融合させる道を見つけなければならなくなる。制作者デビッド・ホランダーは主人公ニックを“昔の西部劇かフィルム・ノワールの登場人物”になぞらえている。ニックには謎がある……彼が“制服”と呼ぶ仕事用のスーツを脱いだ姿を見せることはない。彼はアルマーニのよろいに身を包んだ、闘う法律家なのだ。しかしそのよろいは、彼のもろさをも保護してくれるのだろうか? さまざまな人との出会いと出来事によって反映されるニックの性格描写に注目だ。
ニックの人間像 「ニックは矛盾のかたまりだね」とニック役のサイモン・ ベーカーは語っている。ニックの内にある緊迫感がドラマを引っ張って行く。第1話で彼は、ドラッグの罪に対して行った司法取引を判事から箇条書きにされる。ニックは3年間の執行猶予、1万ドルの罰金、そして“見るからにやり手の企業弁護士”であるため、CLS(Children's Legal Services:児童法律サービス)で1500時間の社会奉仕活動をするよう命じられる。人生最低の瞬間を迎えたニックだが、これは同時に、自分の魂を救うチャンスかもしれない。
CLS(児童法律サービス)とフォーリン法律事務所 ニックはまったく異なる2つの世界に身を置くことになる――ハイペースで争う企業弁護士の世界と、CLSの複雑な世界だ。ニックにとって今までとは異質なCLSの環境で、彼はリベラルだが現実的でタフなアルビン・マスターソン(アラン・ローゼンバーグ)と出会い、やり方をめぐって衝突を繰り返す。さらにCLSでの仕事に打ち込むアフリカ系アメリカ人の弁護士ジェームズ・ムーニー(チャールズ・マリク・ホイットフィールド)と出会い、彼にもう1人の自分の姿を見る。CLSの人たちと平行して描かれているのがハイクラスの法律事務所、フォーリン法律事務所に所属するニックの同僚弁護士たちである。ジェイク・ストラカ(ラファエル・スバージ)は、ニックのような敏腕弁護士になることを夢見ている。一方、理想主義者のアマンダ・バウルズ(エリカ・リーセン)は、ニックが人生にも弁護士という職業に対してもなげやりなところに反感を抱く。
ニックとその父親(バートン・フォーリン)との関係 シリーズの中心になるのは、ニックとその父親でニックに影響を与えた人物、バートン・フォーリン(ダブニー・コールマン)との関係である。彼はフォーリン法律事務所の所長でもある。コールマンは「バッファロー・ビル」、「ザ・スラップ・マクスウェル・ストーリー」、「マッドマン・オブ・ザ・ピープル」で演じたコミカルな役を通しておなじみとなった俳優だろう。製作総指揮ホランダーは、複数のエミー賞受賞を果たしているコールマンのことを偉大で多才な俳優だと思っている。「ダブニーは、人を威嚇しつつも惹きつけることができるんだ」とホランダーは語る。コールマンはそれに対して、「私にいつも大物の役が回ってくるのは神様のおかげだよ」と言う。
謎解き型の物語 「物語の99パーセントは、あいまいなかたちで終わるんだ。視聴者は、ドラマを見終わった時点で答えを得るどころか、ますますわからなくなっているだろうね」と制作総指揮のホランダーは言う。「堕ちた弁護士 -ニック・フォーリン-」は、毎回最終弁論で片が付く典型的な法廷もののドラマとは違った展開をするだろう。どちらかといえば謎解き型の物語である。 俗に言う法廷もののドラマとは違い、弁護士という職業はただの道具に過ぎない。このドラマで力を入れているのは、主人公の性格描写である。